人は独りでは生きていけません。
話を聞いてくれる人は必ずどこかにいる筈なんです。
人は産まれて大人になるまで、
誰とも出逢わないで大人になる人はいませんよね?
みんな、一人ではない筈です。
だけど、聞いてくれそうな人が身近にいたとしても、
誰にも言えない悩みを抱えて生きる事もあるのが人生です。
出口のない真っ暗いトンネルを一人で彷徨っておられる方の為に
SOGI-Mamii's は誕生しました。
ここは聞いてくれる仲間に出逢える場所です。
セクシュアリティで悩む子ども達の多くは、
自分の違和感を知って
最初に将来を描く事ができなくなってしまった…
とよく口にします。
そして、誰にも言えない。
どう説明していいか分からない。
親にも先生にもお友達にも言えない。
周りのお友達は目的に向かって将来について楽しそうに語れるけど、
自分はなりたい自分を諦めるしかなくて、
何のために学校に通っているのか、
何のために学ばなきゃならないのか分からない…
などと声を上げる子も少なくありません。
またカミングアウトされた親はなかなか受け入れらる事が困難で、
自分を責める傾向にあるのも少なくありません。
私は当事者を抱える親として、先ずは学校を訪問し、
身の団体の説明を聞いてもらうと同時に、
当事者の子ども達や当事者を持つ保護者の生の声を伝え、
もっとLGBT'sについて知ってほしいと、
呼びかける活動を地道に行ってきました。
社会全体が多様性に溢れ、
個人を尊重し合える環境に変わっていく事も大切ですが、
未来を担う子ども達が幼いうちから多様性に触れ育っていく事こそが、
この先の未来が変わっていく為の最も大切な事の一つだと
考えていたからです。
LGBT'sの当事者の正しい知識、
正しい情報を広く知ってもらえたなら、
子ども達の未来が保護者の考え方が、
全ての方々のこれからの常識が変わっていく筈と私は考えます。
誰もが人生の未来予想図を当たり前に描くことができる
世の中になりますように…
SOGI-Mamii's
代表
高橋 愛紀